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ようこそ

ようこそ。
わたくしは、三代目の建築家、中村耕三(なかむらこうぞう)です。
東京の三鷹市出身です。
祖父中村庸二は日本橋人形町で中村庸二建築事務所を開設しておりました。
父中村達二は三鷹で昭和41年に中村建築設計事務所を開設し設計業務を行っておりました。
平成5年私が事業承継で引継ぎ、現在に至っております。

事業内容はオリジナルな住宅と店舗の設計を中心に行っております。
建築家って堅そうなイメージですか?
建築家って敷居が高い、とっつきにくい、好き勝手に作られちゃいそう、
そんなイメージをもたれる事もあるかもしれません。
でも決して堅くは無いですし、敷居も低い。決して好き勝手には作りません。
建築家はお客さんの求めるモノを、いろんな視点から見、考えて、提案しカタチにします。
いろんな知識や経験、そして様々な実体験や妄想空想、試行錯誤しながらカタチを創り上げます。同じ条件でも同じモノは出来ません。
場所も違えば時代も違い、お客さんも違い、こちらの思考時期も、また体調も違います。
そんな建築家っていったい何を考えているのでしょう。

是非人間観察してください。建築家観察というのも結構面白いかもしれません。
建築家って何食べて、何を観て、どこに行き、何に感動するのか。
何を集めて、何にこだわって、何をあきらめるのか。

きっと堅そうな建築家、敷居の高そうな建築家、自分勝手な建築家
そんなイメージは変わるかもしれません。

家は「買う物」と建築家なんて眼中になかった方も、
家は「カタログで選ぶもの」と組み合わせや色ばかり気にしていた方も、
家は「自分で創るもの」という人生最大のイベントです。
家を創るお手伝いを建築家はします。一緒に考え、悩み、
試行錯誤しながら自分だけの家を創る。
出来上がった家は建築家の家ではなく自分の家なんです。
そんな「家を創る」という時間を共に持てたら建築家冥利につきると
建築家は思っているのです。お客さんの思いと建築家のアイデアが一つになって
まだ誰も見たことの無いライフスタイルがそこから始まるのです。

店舗の設計って必要なの?
居抜きの店舗であるもの使えば、非常に安上がりではあります。
「スクラップ&ビルドの時代」から「ストックの時代」へ移行し環境的にも
リノベーションの時代に入ってきています。
それでも居抜きの店舗をそのままお化粧直しをした店舗にお客様は来てくれるのでしょうか。
味が美味しい、サービスがいい。それだけでお店は成り立ちません。
なぜなら、もっと美味しい店、もっとサービスのいい店はどんどん現れるからです。
是非美味しい料理がより美味しくなり、いいサービスが印象に残る様な
そんな総合力の高い店づくりを目指しましょう。
「居抜きだからしようがない。」ではなく、既存を活かし新しくするところは新しく
全てはみなさんが気持ちよく時間を過ごし、また来てもらえる様な、
そんな店づくりをするために店舗の設計って必要なんです。

店舗の設計は建築家がするの?
店舗の設計は建築基準法や消防法等の法的規則に則っていれば資格は要りません。
もちろん、用途変更申請や増築、改築、減築等資格が必要な場合もありますが
店舗も基本はお店のオーナーさんが自分で創るんです。
どんな店にしようかな。どんな料理をだそうかな。どんなサービスをしようか。
お店をどんな店にするかはオーナーさんがじっくり考えて、
その実現の為にデザイナーや建築家がお手伝いをするのです。
建築家に任せておけばいい店が出来るのではありません。

建築家は竣工してしまえばそこで終わりですが、オーナーさんはそこからが仕事のメインです。
是非ずーっと続く未来の老舗だと思っていいお店を創りましょう。

建築家はそんなお手伝いを致します。
「一緒に創り上げる。」気心の知れないパートナーはなかなか厳しいです。
是非気心の知れた、楽しいパートナーを見つけましょう。
このブログはそんな一人の建築家をいろいろな視点から観察していただくブログです。
「自分とは合わないな。」という方もいらっしゃるでしょう。
「ちょっと面白そうだぞ。」という方もきっといると期待しています。

でもそんなところからお気に入りの建築家を見つけてください。
気心が知れそうだなと思ったら、是非またお立ち寄りください。
住宅を創るとか店舗を創るとかではなくても、セミナー聞きたいとか
一緒に蕎麦食べに行きたいとか。一緒に建築見に行きたいとか。
とりあえず私は交流好きなので、いつでもWellcomeです。
なにかのお役にたてる かも しれません。

どうか三代目の建築家「中村耕三」をよろしくお願いいたします。