祖父が昭和3年に設計した建築。
街の風景に溶け込んでもうすぐ90年。
日本橋人形町で昭和初期に建築事務所を開設し
人形町界隈で多くの建築を作りました。
空襲を免れた日本橋にあったため昭和50年代までは数多く残っていましたが、
経済成長とともに建て替えが進みほぼ全滅。
祖父の写真集に載っていた作品は残っていません。
唯一、古い資料の中から岩瀬博美商店の契約書が残っていたため
この木挽町の建築が祖父の作品だとわかりました。
この建築もいつまで残るかわかりません。
東京の近代建築をいろいろと訪ねてみたいですね。